こんにちは、niru(@nirublog)です。
この記事では、僕が飼育しているニホンヤモリについて、餌や用意するもの、気をつけることや慣れさせ方など、僕の飼育方法をもとにご説明します。
ニホンヤモリとは
和名:ニホンヤモリ
英名:Schlegel’s Japanese gecko
学名:Gekko japonicus
爬虫綱-有鱗目-ヤモリ科-ヤモリ属
夜行性、シナントロープ(人間の生活環境に適応した生物)
名前にニホンとありますが、中国からの外来種です。
中国から船ではこばれ、国内の物流に合わせて全国に広まったとされています。
大きさ:約10cm~14cm
体重:約2.3~4.0g
趾下薄板(しかはくばん)という器官があり、ガラスなどのツルツルした壁面などに貼り付くことができます。
由来や捕獲方法についても記事を書いています。
ニホンヤモリ飼育方法
日々のお世話は朝晩の霧吹きとお掃除、週2回の餌やりです。
朝に霧吹き、会社から帰って霧吹きです。
夜に餌やりと排泄があったらお掃除します。
温度や湿度も日本の環境に適応していますのでそれほど気を使わなくていいですね。
僕は他の爬虫類と一緒の部屋で飼育しています。26°~29°くらいです。
ニホンヤモリはつかむと噛む個体が多いです。
個体差もあるかと思いますが、ほとんどの個体が噛むと思います。
歯は鋭くなく、毒もありませんので噛まれても血がでることはないと思いますが、ニホンヤモリのアゴが外れてしまうことがあるそうです。
爬虫類は人に慣れることはあってもなつくことはありません。
必要以上の触れ合いは逆にストレスになりますので、お世話以外での触れ合いはできるだけ避けた方がいいでしょう。
用意するもの
簡単でシンプル。
プラケースにキッチンペーパーを敷いて水入れ、隠れ家を用意するだけです。
飼育ケージ(プラケースでOK)
小さなプラケースで飼育できます。
できるだけ透明なケースが好きなので、フタも白かクリアあなものを愛用しています。
キッチンペーパーを敷いてフンをしたら交換して下さい。
ニホンヤモリが隠れられるもの(シェルター)
ダイソーのアイビーリングという人工の葉っぱを使っています。
汚れても水洗いできるし、傷んでも100円なのですぐ買い替えられておすすめです。
夜行性なので、夜は葉っぱの上によくいます。
葉っぱに乗っている姿は可愛いですよ。
以前はヒョウモントカゲモドキ用のシェルターを使っていましたが、霧吹きで水を飲ませたくても、シェルター内まで水が掛けられないので水を飲んでいるかわからなかったので人工の葉っぱを使ってています。
霧吹きスプレー
水を飲ませるために使います。
顔にかけると目についたしずくを舐めて水分補給しています。
また、朝晩霧吹きして湿度を上げます。
目を舐める姿に癒されますよ。
爬虫類専用のものも販売されていますが、商品はダイソーのもので十分かと思います。
テンションを上げるためや、モチベーションを保つには良いかもしれません。
かっこいいですしね。
水入れ
ダイソーの小さなお皿を使っています。
必要ないという意見も多いですが、必要かもしれないなら用意しておいたが良いと思って入れてます。
そもそも水が必要ない生き物もいないと思いますし、水入れから水を飲んでいる個体もいるようです。
ニホンヤモリの餌
餌はコオロギかデュビアのベビー、または人工飼料です。
僕はデュビアを繁殖させています。
走ってデュビアを追いかける姿が可愛いです。
デュビアにカルシウムパウダーをかけて与えて下さい。
ニホンヤモリの餌(デュビア)についてはこちら
デュビアの飼育方法と繁殖のコツについてはこちら
慣れてくると、ピンセットから食べるようになります。
ピンセットから食べるようになったら人工飼料でもOKです。
レオパ用の物がちょうどいいと思います。
僕が使っているのはレオパブレンドフードです。
商品説明
・与える量だけ、たった3分ぬるま湯に浸し簡単に給餌することができる
・原産国:カナダ
・嗜好性抜群、昆虫主体(原材料中47%)のフードなので成長に必要なタンパク質、脂質が確保できる
・本体重量:0.06kg
・本体サイズ(幅X奥行X高さ):11×4.5×17cm
・ドライペレットなので、保管も簡単。
1匹のニホンヤモリなら、かなり長持ちすると思います。
ニホンヤモリの餌やり動画です。(レオパブレンドフード)
ピンセットは割り箸でもOKです。
僕が使っているものもご紹介します。
スドー ステルスピンセット
細い先まで力が入り、小さいものをつかみやすいのでおすすめです。
飼育のコツ・気をつけること
はじめはとにかく見ない、触らない。
設備はシンプルでお世話に手間もほとんどかかりませんが、慣れさせるまでが大変です。
おそらくニホンヤモリを入手するためには購入ではなく、捕獲になるかと思います。
あまりニホンヤモリの生体を販売しているお店を見かけません。
繁殖された個体と違って、人に慣れるまで時間がかかるかもしれません。
ニホンヤモリは臆病なので、捕獲してからしばらくは、暗く静かにして落ち着かせて下さい。
最悪1ヶ月、餌を食べなくても死にません。
朝晩の霧吹きだけしてあげて下さい。
ニホンヤモリの慣れさせ方
僕が実践したニホンヤモリの慣れさせ方をご紹介します。
捕獲から3日間
霧吹きのみで後は見ない、触らない。
4日目
カルシウムパウダーをかけたデュビアのベビーを放つ。
5日目
霧吹きの際にデュビアを食べていないか確認。
食べていなければ、霧吹きのみで後は見ない、触らない。
6日目
霧吹きの際にデュビアを食べていないか確認。
デュビアが亡くなっていたら取り除いて新しいデュビアを放つ。
後は見ない。触らない。
これを繰り返します。
暗く静かにしていたら慣れるまでの時間が少なくなります。
専用の餌入れがあると、食べたかどうか確認しやすいのでおすすめです。
レプタイルディッシュという商品がおすすめ
お皿に返しがあり、デュビアのベビーが出られません。
まとめ
ニホンヤモリに関して、多くのサイトでは初心者向け、簡単に飼育できる。と書いてあるものを見かけますが、慣れさせることができず、餌を食べずに時間が立ち死なせてしまうケースも考えられます。
費用もあまりかからず、手間もかからず、忙しいサラリーマンにはおすすめできるニホンヤモリですが、お迎えしたら大切に飼育して下さい。
きっと仕事でつかれたあなたを癒やす大切な家族になるでしょう。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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