こんにちは、niru(@nirublog)です。
この記事では、初めてアマガエルを飼育する方に向けてアマガエルのことや僕の飼育方法をご紹介します。
2024年2月、草引きをしていた妻がアマガエルを捕まえてきました。
冬眠していたようで心配もでしたが、お迎えから数日でご飯を食べはじめ今は元気に暮らしています。
可愛いニホンアマガエルを飼育してみたい!
そんな方に向けて、失敗しないアマガエルの飼育方法についてご説明します。
アマガエルについて
2024年2月からアマガエルを飼育しています。
アマガエルの飼育方法
- ガラスケージにソイル(土)を敷く。
- 水入れとフェイクグリーン(人工観葉植物)を用意。
- 温度は20°〜25°
- 朝晩2回霧吹きして湿度を保ちます。
温度の調節はエアコンがないと難しいかもですが、日本の環境で生きているカエルなので僕たちが快適な環境とほぼ同じと考えていいと思います。
プラケースでも飼育できますが、透明度の高いガラスケースを使うとアマガエル鮮やかさが観察できるのでおすすめです!
失敗しないために気を付けること
とても大切なことなので最初にご説明します。
お迎えから2〜3日は「そっとしておく」ことです。
- 観ない。
- できるだけ触らない。
- エサを与えない。
お迎えしたばかりのカエルはとても緊張しています。
緊張しているとエサを食べません。
ここで失敗してエサを食べなくなると、その後の飼育がかなり難しくなってしまいます。
最初は落ち着かせるためにそっとしておいて下さい。
適切な環境さえ用意しらら2〜3日霧吹きもしないで下さい。
タオルとかで目隠しして、封印です。
アマガエルとは
正式な名前はニホンアマガエル
アマガエルの呼び名の方が馴染みがありますね。
なのでこの記事でも、アマガエルと書きます。
和名:ニホンアマガエル
英名:Japanese tree frog
(ジャパニースツリーフロッグ)
学名 :Dryophytes japonicus
(別名)Hyla japonica
アマガエルの生息域
分布:北海道、本州、四国、九州など日本中に広く生息してます。
僕の住んでいる地域では田んぼの近くや、庭の水たまり近くで見かけます。
乾燥にも比較的強く、繁殖期以外は水辺をあまり必要としません。
都市部にも生息しており、日本の環境に適応しています。
- オス-約30mm程度
- メス-約35mm程度
土の近くでは茶色、葉っぱの近くでは緑色と周囲の環境により色が変化します。
夜でも色を認識することができ、目で認識した色に変化させているそうです。
お腹は白いです。
似ているカエルにシュレーゲルアオガエルとモリアオガエルがありますが、ニホンアマガエルの方が小さく、特徴として過眼線という鼻先から目の周りに黒い模様があります。
食性は肉食性で小さな昆虫を食べて暮らしており、4月から6月頃に水田などの浅い水辺で繁殖します。
この季節が見つけやすいですね。
寿命は約5年〜7年前後といわれています。
長い付き合いになりそうですね。
楽しみです。
雨が近づくと鳴くそうですが…
確かに家の周りでも雨の時よく鳴いてます。
霧吹きでも鳴いてるので何か感じてるのかもしれませんね。
鳴くのはオスで、メスは鳴きません。
カエルが鳴く理由
- メスへのアピール
- 縄張りの主張
オスのカエルのアゴの下には、鳴嚢(めいのう)と呼ばれる音を反響させるための器官があります。呼吸のために吸い込んだ空気が、人間で言う喉仏が振動すると音が出て鳴嚢(めいのう)内で共鳴します。
「ゲッゲッゲッ」って鳴いてます。
アマガエルの魅力
小さく綺麗でとても可愛く、一生懸命ごはんを食べる姿が愛らしいです。
アマガエルの毒
アマガエルは基本的に湿気の多い場所で生活しています。
飼育していても思いますが、カビなどが生えやすい環境です。
なのでカビの雑菌から身体をまもるためにも皮膚の粘膜から毒を出しているようです。
触っても大丈夫ですが、必ず手を洗って下さい。
アマガエルの飼育環境
- ガラスケージにソイル(土)を敷く。
- 水入れとフェイクグリーン(人工観葉植物)を用意。
- 温度は20°〜25°
次に必用な物などご説明します。
飼育に必要なもの10個
僕の設備だとエサ以外で6,000円くらいかかります。
- ガラスケージ(レプテリア)
- ソイル(フロッグソイル)
- 霧吹きスプレー(100均)
- 水入れ(100均)
- エサ入れ(レプタイルディッシュ)
- エサ(人工飼料か活餌)
- 適当な容器(100均)
- カルシウムパウダー
- ピンセット(スドー ステンレスピンセット)
- 小さいプラケース(100均・お掃除用)
①ガラスケージ(レプテリアホワイト300 High)
透明度の高いガラスゲージは観察がしやすく、長く使っても傷がつきにくいのでおすすめ。
デザインもかっこいいですね。
僕は日々のお世話がしやすいよう簡単なレイアウトにしてますが、高価でデザイン性の高いものもあります。
より自然に近い環境で飼育しても楽しいです。
②ソイル(フロッグソイル)
初めての飼育にはブロックソイルを使いました。
湿度を保ちやすく、活性炭入りで匂いを抑え少しでも清潔にするためです。
フロッグソイルのメリットは3つ
①自家中毒を予防
フロッグソイルがアンモニア等の有害物質を吸着してくれるので出張や旅行でお手入れができなくても安心です。
②消臭効果
消臭効果も優れており、ウールマットより臭いがしません。
③湿度の維持
ソイルに水分を含ませることで乾燥を防ぎます。
仕事の都合で霧吹きできない日があっても安心です。
③霧吹きスプレー(100均)
乾燥を防ぐために霧吹きします。
それほど気を使わなくても大丈夫そうですが、朝晩2回くらいできたら安心です。
100均でOKです。
④水入れ(100均)
乾燥すると水に入ります。
溺れない程度の浅いお皿を用意して下さい。
カエルはお腹から水分を補給します。
ソイルもそうですが、皮膚から水分を摂れるように工夫しておくと安心ですね。
100均の小さなお皿でOKです!
⑤エサ入れ(レプタイルディッシュ)
ツルツルして返しがあり、虫が出られない形状のものがおすすめです。
食べたかどうかも確認しやすいです。
アマガエルをたくさん飼育する場合はLサイズもあります。
⑥エサ(人工飼料か活餌)
生きた昆虫か、市販の人工飼料を食べます。
多くの方は野生のアマガエルを捕まえると思いますので、まずは小さなコオロギをネットかショップで購入することをおすすめします。
人口飼料は保存も簡単ですが食べない可能性ありますので、まずは生きた昆虫から試してください。
アマガエルは長生きなので、コストを考えて昆虫を繁殖させるのもおすすめ。
昆虫繁殖ならデュビアがおすすめですよ。
人工飼料を食べてくれるなら、保存も簡単なので助かります。
基本的に食欲旺盛なのでハードルは低いと思おます。
活餌と違い、管理が楽。
量も調整しやすいです。
「ツノガエルのエサについて」ですが、参考に御覧ください。
⑦適当な容器(100均)
エサを昆虫にする場合はカルシウムパウダーをかけて与えます。
カルシウムパウダーを入れて昆虫を入れて振れるような容器を用意して下さい。
ジップロックのようなフタがしまるようなものがあると便利ですよ。
カルシウムパウダー
野生のカエルはカルシウムパウダーがかかっていない昆虫などを食べています。
しかし、多くの飼育者が昔から爬虫類や両生類を飼育したのきの病気になりカルシウムが足りないということがわかったそうです。
カルシウムパウダーをかけると食べないかもしれませんので、慣らすことが必要です。
まずはそのままのエサを食べるようになってから昆虫にかけて与えて下さい。
500円程度の物もあります!こちらでもOKです。
マグベリーCAは桑の葉が使われていています。
いろんな爬虫類も飼育していますが、なんとなくこちらの方が食いがいいように思います。
ピンセット(スドー ステンレスピンセット)
100均一のピンセットや割り箸でも代用できますが、専用の細いピンセットがおすすめです。
小さい昆虫もつかみやすく、ステンレスで煮沸もできるので衛生的。
エサやりが一番楽しいので妥協せず!
小さいプラケース(100均一・お掃除用)
ガラスケージ内を掃除するとき、カエルに居てもらうための小さなケースです。
掃除の際は安全のために一度違うケースに移して作業して下さい。
安全対策と脱走防止です。
ニホンアマガエルの餌と与え方
はじめは置き餌として用意し、慣れてきたらピンセットで食べるようになります。
一生懸命ご飯を食べる姿が可愛くて楽しいです。
エサやりを体験するとやめられなくなりまし。
アマガエル飼育の一番のおすすめポイントです。
日々のお世話
朝晩の霧吹き
週に1度の清掃(ソイル清掃)
2日~3日に一回エサあげ
朝に水換えして、霧吹きしたら観察です。
フンは2日~3日に1回程度。
見た目にはわかりませんがおしっこもしますので、週に1度くらいはソイルも丸洗いして下さい。
まとめ
小さくて可愛く観察していると癒やされるアマガエル。
慣れてくるとピンセットからエサも食べるのでとても愛らしいです。
- 「かわいいペットに癒やされたい」
- 「ペットが飼いたいけど、時間もお金もあまりかけられない」
という方におすすめです。
- 適切な飼育環境を用意。
- 2〜3日封印。
- 朝晩の霧吹き。
- 昆虫を置きエサにする。
- 食べてるか?とフンしたか?のチェック。
- 食べたらカルシウムパウダーをエサにかける。
- それでも食べたらくらいしたら人口資料もチャレンジ。
- フンはその都度とる。
- エサを食べ始めたら週1回ソイルとケージを掃除。
アマガエルは一度人工飼料になれると、食べなくなることはありません。
最後に必要な物リストをもう一度ご説明します。
- ガラスケージ(レプテリア)
- ソイル(フロッグソイル)
- 霧吹きスプレー
- 水入れ(100均)
- エサ入れ(レプタイルディッシュ)
- エサ(人工飼料か活餌)
- 適当な容器
- カルシウムパウダー
- ピンセット
- 小さいプラケース(お掃除用)
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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