コーンスネーク

初めてのコーンスネークの飼育方法!必要なもの・飼育環境など詳しく解説

コーンスネーク

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こんにちは、niru(@nirublog)です。
この記事では、初めてコーンスネークを飼育する方に向けて必要な物や飼育方法をご説明します。

コーンスネークを飼育したいけど、何が必要かな?
飼育は難しいかな?

このようなご質問にお答えします。

コーンスネークの飼育は、簡単でシンプルです。

コーンスネークはとても大人しく、ヘビ飼育の入門種です。

飼育設備もシンプルで安価でそろえることがでますが、レイアウトによっていくらでもお金がかかります。
さまざまな飼育用品が販売されていますので、僕の飼育環境をもとに「最低限必要なもの」をご説明します。

自分のライフスタイルに合わせて、コーンスネーク飼育をお楽しみいただけると幸いです。

この記事の内容
 コーンスネークについて
 コーンスネークの飼育方法
 日々のお世話と注意点

順番にご説明します。

コーンスネークとは

有鱗目ーナミヘビ科ーナメラ属
英名:Corn snake(コーンスネーク)
学名:Pantherophis guttatus
別名アカダイショウと呼ばれます。
毒はありません。

ペットスネークとして人気が高く、日本ではボールパイソンと並んで2大ペットスネークです。
販売されているほぼ100%がCB個体(飼育下で繁殖された個体)です。

分布・大きさ・寿命

簡単に説明すると
  • 北アメリカ大陸の中部〜東部
  • 大きさ:70~120cm
  • 寿命:10年~20年

順番にご説明します。

分布

北アメリカ大陸の中部〜東部にかけて幅広く生息しています。

森林を好み、夜行性です。
獲物を捕るために、木に登るのも得意です。

大きさについて

大きさ:70~120cm

サイズ別で呼び方がありますが、明確な基準ではないです。
一般的な「目安」と思って下さい。

一般的な解釈
  • ベビー=生後数月くらい
  • ヤング=生後1~2年くらい
  • サブアダルト=性成熟前
  • アダルト= 性成熟後
  • フルアダルト=成長ストップ~それ以降

食べる量によっても、成長した大きさは変ります。
個体差があるので、測れるなら飼育年数や体重を記録することをおすすめします。

日々の観察や記録が大切です。

コーンスネークの寿命

ベビーからお迎えすると長い付き合いになります。

寿命の目安
  • 自然下で平均6年~8年
  • 飼育下で平均約10年~20年

国内で販売されているほどんどのコーンスネークは国内繁殖された個体です。
なのでコーンスネークをお迎えすると、10年以上は一緒に暮らすことになります。

》コーンスネークに長生きしてもらうコツ

飼育環境(温度・湿度)

湿度・温度が適切で、外敵がなく安心できる環境を好みます。

飼育スペース

森林を好みますが、必要なものはシンプル。
外敵がいないことがわかれば安心します。

飼育するためにのケージに、広さや高さはそれほど必要ありません。
フルアダルトのコーンスネークでも底面サイズ:幅38×奥行き30cmのプラケースで飼育できます。

適切な温度と湿度

  • 温度=28°前後
  • 湿度=50%~60%前後

暖かく、少し湿度高めが好きみたいです。
雨上がりの地面、みたいなところが心地いいみたいです。

大人しく、臆病な性格

噛んでもいいよ。くらいの気持ちで触れ合いうといいですね!

基本的な印象
  • とても大人しい
  • 小さいときは臆病

ベビーでお迎えしたとき、こちらがビビって触ると逆に怯えさせます。

ベビー(小さい時)はウェットシェルターLという隠れ家兼、保湿用の商品がおすすめです。
ウェットシェルターは陶器製で、シェルター内の湿度を90%前後にしてくれるすぐれもの。

隠れ家があると落ち着きますが、慣れさせるために使わない方も多いと思います。
僕はベビーから迎えし、約1年で隠れ家(シェルター)を外しました。

コーンスネーク飼育に必要な物と、値段

森林を好みますが、必要なものはシンプル。
湿度・温度が適切で、外敵がなく安心できる環境です。

3万前後~(生体+必要な物)
  • 必要な物は2万円くらいでそろう。
  • コーンスネーク本体は1万円前後~。

コーンスネークには様々な品種があり、柄や色の種類が豊富です。
高い品種では10万円を超えます。

ですが、見た目で価値が決まるわけではありません。
飼い主の好みと予算に合わせて、好きな見た目のコーンスネークをお迎えして下さい。
長い付き合いになるので妥協しないことをおすすめします。

毎日好きなコーンスネークを見ると、癒やされますよ。

飼育に必要なもの10点

設備は安価でシンプルです。
僕の使っているものでご紹介します。

ケージ、床材、水入れ、パネルヒーター
温湿度計、霧吹きスプレー、シェルター
バンブーピンセット、餌、愛情

①ケージ

お迎えするコーンスネークのサイズに合わせて、少しずつ大きくするのが理想です。
ケージのサイズ選びの基準は、トグロを巻いた面積の約4倍。
少し狭いくらいが落ち着くようです。

隠れ家(シェルター)があれば、大きめのプラケースで長く飼育できると思います。

 サイズ別のおすすめケージ

僕はお世話が楽で、レイアウトによる事故(ケガ)のリスクが少ないシンプルな飼育が好きです。
特大プラケは安価で、長く使えるので1番おすすめなケージ。

特大プラケおすすめポイント
  • 角がなく、丸くて洗いやすい。
  • 安価で割れても、買い替え安い。
  • おすすめの床材とサイズがピッタリ。

角がなく、軽くて洗いやすい。
万が一落として割れても安い。
次の②床材で書きますが、コストコのキッチンペーパーのサイズがピッタリ。

飼育する上で、飼い主の負担が少ないって大切だと思います。

ケージは高価で大きなガラス製もありますので、森林や洞窟のようにかっこいいレイアウトが好みの方は検索してみて下さい。ケージはクラステラリウムが人気です。

②床材

上記の特大プラケならコストコのキッチンペーパーがおすすめ。

ここがおすすめ
  • 白くて汚れがわかりやすい
  • 2枚分がケージにピッタリサイズ

 

サイズがピッタリで気持ちいいです。
お世話の楽さはとても重要で、仕事や学業で時間のない方は絶対使って下さい。
綺麗な森のようにレイアウトしても、排泄のお世話の度にレイアウトし直すようなら大変です。

また、コーンスネークは食べ物の消化が早く、餌を食べてから数日で排泄します。
犬や猫のように毎日ではありませんが、回数は多い方なので楽な飼育環境をおすすめしています。

ウッドチップや、ヤシガラでも飼育できます。
これらは排泄した部分だけを取り除けばいいし、湿度も保ちやすいです。

ケージに引っ付いた部分の掃除が面倒だったり、月1回くらい全取替えしたりと、なんとなく手間が多かったので僕は今使っていません。

コーンスネークが快適かどうかが大切です。

③水入れ

フルアダルトのコーンスネークに、800mlのタッパーを使っています。
全身がつかれるサイズを用意して下さい。

タッパーは100均の物でOKです。
洗いやすく落としても、割れないのでおすすめ。

水は良く飲むので、できるだけ新鮮なものを与えて下さい。

ゴクゴク飲みますね。

④パネルヒーター

コーンスネークは自分で体温を調節することができません。
そのため、温かい場所と涼しい場所をケージ内に作る必要があります。

ピタリ適温プラス

パネルヒーターにも様々な種類がありますが、難しく考えずにこの商品でOKです。
ケージの1/4~1/3くらいの床にしいて下さい。

ケージの下に敷きます。

ピタリ適温プラス!おすすめポイント
  • コンセントにさすだけでOK
  • 温度調節が自動
  • 火事の心配なし

初めて使う方にも優しい設計です。

》ピタリ適温プラスについて【火事の心配など】

ケージ内ではなく、エアコンで室内が28〜30°くらいな必要ありません。
僕は他の爬虫類もいるので、エアコンで管理しています。

⑤温湿度計

温度・湿度は感覚ではなく、数字を見て管理した方が安全です。
爬虫類専用でなくてもいいですが、温度・湿度をお住まいの気候に合わせて設定して下さい。

 湿度と温度
  • 28°前後
  • 50%~60%前後

 

安価でおすすめ
ビバリア ツインメーターNEO RP-141

デジタル温湿度計(僕はこちらを使用してます)
ドリテック 公式 温湿度計

温度・湿度がちゃんと測れれば、なんでもOKです。

⑥霧吹きスプレー

100均の園芸用の霧吹きでOKです。
湿度が低い時に使います。

室内の湿度が低い場合は一時しのぎにしかなりませんので、お住まいの環境によっては水入れを大きくするか加湿器が必要かもしれません。

爬虫類用もあります。
GEX ミスター 蓄圧式スプレー

多湿系のカエルなんかには便利かと思いますが、そこまで必要ないです。
気分的にほしい。

⑦ウェットシェルター

スドー ウェットシェルター L

隠れ家として使います。
大きいものは販売されておらず、ヤングくらいまで使うことができます。

小さいときは臆病なので、用意してあげると一日中入っていると思います。
シェルター内n湿度は90%前後なのでこれだけでヤングまでは安心です。

脱皮の際にこすりつける「引っかかり」にもなります。

こちらもさまざまな商品が販売されています。
小さいものがほとんどで、コーンスネークが大きくなると使えません。
ヤングサイズくらいで外してしまうことになります。

⑧コーンスネークの餌

コーンスネークの餌はマウス一択です。

マウス以外も食べますが、これが完全栄養食で一生マウスでOKです。

コーンスネークの頭の大きさの、約2倍のサイズを選びましょう。
だいたい胴回りと同じか、少し太いぐらいの大きさです。

与えるサイズの目安
  • ハッチ後〜ベビー=ピンクマウスS~L
  • ベビー〜ヤングアダルト=ファジーマウス
  • アダルト〜=アダルトマウスS

サイズが判断が難しいなら、気持ち小さいサイズを与えれば大丈夫です。
餌の量が足りなかったら、手に反応して追ってきます。
もう1匹マウスを与えて下さい。

 与え方は簡単。
  • ①マウスを解凍(湯せん)する
  • ②専用のピンセットで与える

ネットで冷凍マウスを買って、お湯で解凍して与えます。

》コーンスネークの餌は冷凍マウス一択です。サイズや頻度を解説。【餌やりが1番楽しいです】

⑨バンブーピンセット

餌を与える際にマウスをつかむピンセットです。

コーンスネークは温度と匂いで餌を見つけ、飛びついて来ます。
専用のピンセットは、間違って噛んでも影響が少ないのでバンブーピンセットがおすす。

マウスの持ち方
横からみるとピンセットが「逆くの字」になるようにマウスを掴んで下さい。
コーンスネークは食欲旺盛なので、上からかざすと飛びついてきます。

上手に噛み付いたら、頭から飲み込んでいきます。

 

⑩愛情

長く飼育するために必須です。

愛情をもって飼育して下さい。
かけがえのないパートナーとなり、毎日癒やしと充実を与えてくれるでしょう。

宜しくお願い致します。

日々のお世話

作業は多くありません。

毎日のお世話は「観察」と「水換え」

コーンスネークは触れ合いを必要としません。
飼い主に「なつく」こことはなく、「慣れる」だけです。

お世話の為に慣れさせる必要はありますが、必要以上の触れ合いはストレスになります。
触れ合いは1回で10分程度にしましょう。

そしてコーンスネークは体調を壊しても、ケガをしても飼い主に助けを求めることはありません。
ケガや病気がないか毎日観察し、物言わぬ彼らとの付き合いに慣れていって下さい。

日々の成長や変化を観察し、関係を深めて行きましょう。

コーンスネーク飼育の注意点

 主なトラブルは2つ
  • コーンスネークの脱走
  • コーンスネークの病気

何事にも事故はあります。
普段から注意して飼育しましょう。

コーンスネークの脱走

近年ニュースで良く見かけるようになりましたね。

ヘビは脱走名人です。
僕の経験ですが、プラケースの蓋を自分で開けたことがありました。

餌を与えるときに開けますが、それを学習していたのかもしれません。
たまたまかもしれませんが、プラケースの蓋にそって体を添わせて開けてしまったのです。

それ以来、プラケースの蓋の上には物を置くようにしています。
脱走した場合は、環境に影響を与え、近隣の方にご迷惑がかかります。
細心の注意を持って飼育して下さい。

高価なケージには鍵のついたケージもあります。

コーンスネークの病気

主に気をつける病気は2つ
  1. マウスロット
  2. 脱皮不全

生き物なので病気になることもあります。

マウスロットとは口内炎。
  • 餌やりの際にピンセットでケガをする。
  • 触れ合う際に危険を感じさせすぎて手や腕時計を噛む。

人間の口内炎と同じですが、人間より心配。
自然治癒しますが餌を食べなくなったり、元気がなくなったり追加の症状が重たいので注意が必要です。

排泄物などが残っており、環境が不衛生な場合も考えられますが、この記事を読んでいる方には当てはまらないと信じています。

 脱皮不全の原因
  • 水を飲んでいない。
  • 湿度が足りたい。

 

水を飲んでいない
水が新鮮でなく、あまり飲んでいない。

正直1~2日水を交換しなくても問題ないと考えています。
ですが、新鮮な水を好んで飲む姿を見かけます。
水換えして、すぐの水をごくごくと飲みます。

湿度が足りない
環境が乾燥しすぎて皮が剥がれない状況です。

その他、単独飼育をする

 1匹ずつ飼育する理由2つ
  • 自然下では群れない
  • ストレスが溜まる

ひっそりボッチで暮らしたいんです。

親子で子育てもしません。
もともと単体で生活しています。

数匹を1つのケージで飼育すると逆にストレスが溜まり、拒食などのトラブルになる可能性があります。

まとめ

コーンスネークの飼育は、シンプルで簡単です。

  • 適切な環境(温度・湿度)を整える。
  • ケージに床材、水入れを用意。
  • 餌は冷凍マウス一択
  • 愛情を持って日々観察

 

コーンスネークはお世話がかからないのに最高の癒やしをくれる最高のペットです。
1度飼育すると沼にハマったように抜け出せない魅力があります。

一緒に爬虫類ライフを楽しみましょう。
おすすめの本はこちら

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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