イベント信号は、音を制御するという目的からいくつかの種類に分類されます。ここでは便宜的に”Button”モジュールを使って、それらを確認していこうと思います。

まずは、以下の図をご覧ください。(こちらからダウンロードできます)

オシレータの手前にエンベロープのモジュールが配置されており、”G”ポートの手前に3つのボタンが配置されています。この3つのボタンはそれぞれプロパティウインドウ→”Function”タブで”Trigger”、”Gate”、”Toggle”に設定しています(下図は”Trigger”の設定画面)。そして、その動作にはそれぞれ以下のような違いがあります。

①トリガ

“Trigger”とは「引き金」という意味です。上図の場合だと、ボタンが押下されるタイミングでOn信号(=1:プロパティウインドウで設定された値)を出力します。そして、値はそのまま保持されるため、音は鳴りっぱなしになります。まさに「引き金を引く」ようにその値を出力します。

また、形状がボタンに限らず、例えば”Knob”モジュールや、もしくは”LFO”モジュールなどGUI(グラフィックユーザインタフェース)がないものでも、モジュール自体が何らかの数値を保持しており、それが変化するようなものであれば、同様の働きをします。数値が変化しない場合は、その値は保持され続けます。

②ゲート

“Gate”とは「門扉」という意味です。MIDIにおけるゲート信号がこれにあたります。キータッチなどの入力があるときだけ信号がOnとなり、入力が解除されるとOffになります。

③トグル

“Toggle”には「スイッチ・ボタンなどで、操作するたびに二つの状態が交互に入れ替わるような機構」という意味があります。1つでOn/Offを切り替えるボタンもさることながら、モードを1、2、3…と切り替えていくようなものもこれにあたると言ってよいでしょう。

 

動作の比較

3つの信号の動作を模式的に表すと、以下の図のようになります。横軸の”On”、”Off”は、それぞれボタンを押下した時、離した時を表しています。

 

[技術資料(REAKTORの仕様に関して)]